お灸について

HOME / お灸について / 生きる力、自然治癒力

生きる力、自然治癒力

人間に本来備わっている「生きていく力」と「自然治癒力」

私たち人間の身体には本来、さまざまな外界からの刺激から身体を守ったり、血液・体液などの成分や体温が常に一定条件にみたされるように、「生きていく力」が備わっています。

この、「生きていく力」は、「恒常性の維持(ホメオスタシス)」と呼ばれます。
「生きていく力」が弱ったり十分発揮できないでいる時に、身体を健康に保っている平衡状態は崩れ、病気を引き起こしてしまうのです。

しかし、私たちは病気になっても、病気から治る(回復する)ことができます。
それは、「病気から回復する生命力」すなわち「自然治癒力」が、
私たち人間の身体に備わっているから。
「自然治癒力」とは、言い換えると、「自分で自分を治す力」といえます。

そしてこのことは、古くから知られていました。
古代ギリシアの学者ヒポクラテスは、「人の病気は自然治癒力で治る」のだと説いています。
人体に与えられた能力は何千年たとうとも、人間が人間である限り代わることのない普遍的な原理です。

東洋医学的思想 -西洋医学と東洋医学-

西洋医学は、病気を対象としてその攻撃をするシステムであり、長年の科学による組み立てで、理論と実践を確立させている医学です。
東洋医学は、病人を対象として、その人の自己防衛力を高める医学ですので、人間の持つ混沌さに逆らわないで流水に順応していく自然体の医学であり、素人の医学ともいえます。
どこか不調のある「個」のみに注目するのではなく、身体全体でとらえ、私たち人間が本来もっている「自然治癒力」を高め活発にすることで「個」の改善を目指す、身体に自然な医学が東洋医学の特徴です。

「あなた自身があなたを治す」お伝えしたい大切なこと

身体に起こる様々な疾患は、決して誰かに治してもらうものではありません。
最終的には「あなた自身があなたを治す」のです。
だからこそ、「自分で自分を治す力」すなわち「自然治癒力」はとても大切な力です。

近年、現代医学の研究は、日々、日進月歩で常に進化しています。
そしてその恩恵を受けながら、私たちの生活は成り立っています。
西洋医学、東洋医学はそれぞれ「得意とする分野」、「不得意とする分野」があり、
まさに一長一短です。
西洋医学は対処療法的な面に優れ、東洋医学は予防的な面に優れます。
どちらか一方に囚われるのでなく、お互いのいいところを上手に活用しながら、毎日を健康に幸せに過ごせたらと心から願っています。

お灸はこうした東洋医学の一環として、古く昔から人々に親しまれてきた伝統療法です。

<< 遠赤外線とは | つぼの話 >>

  • ご購入はこちらから
  • FAX注文用紙をダウンロード
  • 東京山正のお灸は伊吹もぐさの老舗、山正で作られています。
ページの先頭へ