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遠赤外線とは

遠赤外線の放射とその作用

太陽の恵みを身近に

太陽光のほかに、絶対零度(-273.16℃)以上の物体は、強弱の差こそあっても、電磁波の一部である遠赤外線をだしています。
例えば、石焼芋・甘栗・土鍋料理などは、先人の味覚がその作用を認め育んできたものです。
川遊びで冷えた身体を、河原の石で暖めるのは、少年の知恵です。
この場合の遠赤外線の放射源は、石や陶器のたぐいすなわち、金属酸化物を主体としたセラミックスです。

身体のどこかに痛みがあるとき、患部を手でさすったり、手を当てたりしました。
その「手当て」によって、不思議と痛みが遠のくことを私達は経験から知っています。

実はこの「手当て」は、「遠赤外線」の働きによるものだといわれています。
人間は常温で、「遠赤外線」を放射しているのです。
さらに、「気」のパワーも「遠赤外線」だといわれています。
お母さんが作ったおにぎりがおいしいのも、「遠赤外線」=「気」の働きが関係しています。

遠赤外線とは、虹の上を駆ける赤外線
-大手企業も大注目の遠赤外線は、最近の研究で高く評価されています-
遠赤外線放射温灸とは?

太陽の光は30億年以上も、地球上に生命体を育て続けてきました。
この光はプリズムをとおして、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と美しい縞模様をつくりだしています。
赤のスペクトルの外側にも、目に見えない光(電磁波)があり、赤外線と呼ばれています。
赤外線は波長によって、4μ(ミクロン)以上を遠赤外線、それ以下を近赤外線と区分します。
そのうち特に、波長8~12μの遠赤外線は、食物の味の改善・健康増進・鮮度保持に有効であるといわれています
太陽光線の中に生物の生育に必要な範囲の遠赤外線があるということは、NASAの航空宇宙局によって発見され、さらにセラミックに適度の温熱を与えることにより、これと同じ範囲の遠赤外線が発生すると同局より発表されています。
「遠赤外線」は、 「別名:生育光線」 とよばれ、人間の組織細胞と水分にあたえる遠赤外線の波動効果は、最近の研究で高く評価されています。


つぼきゅう禅と遠赤外線

「つぼきゅう禅」が遠赤外線を放射する原理は、温度(湿度・体温等)という熱エネルギーを、
「つぼきゅう禅」のシート中のセラミックスが光エネルギーに変換し、放出することにあります。
セラミックスの分子は熱エネルギーにより、熱運動をおこし原子核を中心に回っている電子は大きな軸道をとります
この状態を励起状態といいます。
励起した電子は、早くエネルギーを放出して、元の軸道に戻ろうとします。
このときに放出されるエネルギーが遠赤外線なのです。
若い人がスポーツでエネルギーを発散させるのと似ています。

さて、このように放射された遠赤外線はどのような働きがあるのでしょうか。

物質の分子を形づくる原子は、その統合部分が絶えず伸縮運動・変角振動を続けています。
この分子にあう振動数をもった波長の遠赤外線があたった場合、それと同じ振動数をもつ原子統合があれば、より激しく振動(共振共鳴)を起こします。
特に我々人体や食品等は、8μ~12μの波長の遠赤外線を吸収して、より激しく振動するといわれており、言い換えれば「つぼきゅう禅」と作用を受ける物質が相思相愛となって、その作用が生まれるのです。

つまり、吸収された遠赤外線のエネルギーは、各細胞を構成する水などの分子に直接働きかけ、分子の活動に共鳴現象を引き起こします。そしてその活動をより活発にし、内部で温熱を生じさせます。これは表面ではなく内側から温める力です。

遠赤外線の放射率の高いシートと、「もぐさ」のもつ温熱とを組み合わせ、「つぼきゅう禅」は製品化されました。

身近な遠赤外線活用例

―昔の人も利用していた「遠赤外線」の働きと最近話題の岩盤浴-

石焼芋や天津甘栗に使われている小石、土鍋・石鍋・カメ・つぼなどは、熱を加えると遠赤外線を放射し、芋や栗などをふっくらおいしく焼き上げます。
韓国のキムチのおいしさも、漬け込む壷の遠赤外線の働きが左右するといわれているのです。
最近話題の「岩盤浴」も遠赤外線の働きを利用したもので、秋田県にある玉川温泉(秋田県)の岩場もまた、遠赤外線の働きがあるといわれており、毎年全国から多くの湯治客が訪れていることは有名です。

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